東洋占いは【陰陽五行】が基本です。陰陽のことについて前回書いたので今回は五行について書きたいと思います。
五行の考えとは、この世の万物には木、火、土、金、水の5つの異なる性質を持つエネルギーがあり、それらのエネルギーは絶えずめぐりながらお互いに影響をあたえて循環するという考えです。
下の図が簡単に関係を表しています。
上の図の循環は、
木は燃えると火を生み
火は燃え尽きると土(灰)となり
土の中から金(鉄)が出現し、
金は冷えて水となり、
水は木を育てる
以上の関係性を一般的に良い影響を与えあう関係と言われ、
「相生(そうしょう)」の関係と呼びます。
上の図の右回りの矢印で表されています。
逆に、
火は水に消される、
木は金に切られる
など、悪い循環関係を「相剋(そうこく)」と呼びます。
上の図の赤い矢印で表されています。
実は、人それぞれ自分の本質にこの五行の要素をもっていて、自分が木の人なら火の人との相性が良く、金の人とは相性が悪いという風に生年月日から合う人合わない人が分かります。
面白いもので、カップルはたいていこの五行の相生相剋の関係になっていることが多いのです。
例えば、女性が水で男性がの木の場合の相生のカップルは、木は水を栄養としているため、女性が進んで男性のお世話をしていたり、
逆に、女性が土で男性が木の場合の相剋のカップルは、土は木に養分が奪われるので、男性のお世話をするために女性が疲弊するケースが多いです。
上の例のように男性が同じ木の人でも、女性の五行の要素が何であるかによってどういう関係性になりやすいか
事前に知ることができるのです。
もちろん相生相剋の一つの関係だけでなく全体を判断しなければいけないところはあります。