以前、旧暦のお話しをしましたが、それが陰陽五行と結びついている話はしていませんでした。( ↓ 旧暦の詳細 )
東洋占術に代表される四柱推命や易は、この陰陽五行と旧暦との関係から吉凶を導いていくと言っても過言ではありません。具体的にどんな関係があるかですが、旧暦の年・月・日には下の表にある十干がそれぞれ割り当てられています。例えば、2017年2月4日は壬戌(みずのえいぬ)が割り当てられています。この壬が下の表の五行の水に対応していることが分かります。つまりこの日は水の日なのです。
さきほどの2017年2月4日の月は、壬寅(みずのえとら)で実は月も水の月であることが旧暦から分かります。同様に年は丙申(ひのえさる)で火の年ですね。最終的に2017年2月4日は火年水月水日のエネルギーが廻っているので、四柱推命や易は、この日と自分の五行のエネルギーとのバランスを見て吉凶を導いていくことができるのです。
分かれば単純ですが、旧暦や五行は漢字だらけでとっつきにくいイメージがありますね。
五行 | 陰陽 | 十干 | 十干の表す意味 |
---|---|---|---|
木 | 陽 | 甲(きのえ) | 大木、幹のある木 |
陰 | 乙(きのと) | 草花、竹のようなしなやかな木 | |
火 | 陽 | 丙(ひのえ) | 太陽 |
陰 | 丁(ひのと) | ロウソクや炭など弱い火 | |
土 | 陽 | 戊(つちのえ) | 山 |
陰 | 己(つちのと) | 大地、畑の土 | |
金 | 陽 | 庚(かのえ) | 刀剣・鋭い鉄鉱石 |
陰 | 辛(かのと) | ダイヤの原石、宝石 | |
水 | 陽 | 壬(みずのえ) | 海、大河 |
陰 | 癸(みずのと) | 雨水、露 |