旧暦とは

旧暦について

旧暦はかんたんにいうと月と太陽の動きを基本にしたカレンダーです。旧暦は別名、太陰太陽暦とも呼ばれ、太陰は月を表します。日本では明治時代まで旧暦が使われていましたが、明治5年以降に改暦が行われ、グレゴリオ暦(太陽暦)に移りました。今では多くの国にグレゴリオ暦が採用され、日本も以前使っていた旧暦の面影も薄くなってきました。

しかし、東洋占いの分野に限っては旧暦はまだまだ現役であり、四柱推命や紫微斗数(しびとすう)は旧暦をベースにして占います。旧暦が読めないとまともに占うことができないので、占い初学者はまずは旧暦を読むところから始まります。

太陰太陽暦

グレゴリオ暦では、地球が太陽を一周するとき1年と定められています。一方、太陰太陽暦は月の満ち欠けを基準としているため1年は354.36日となります。太陰太陽暦のひと月は新月ごとに月が変わります。月は新月から満月になるまでおおよそ29.5日かかるため、29.5日☓12ヶ月=354という計算です(実際の新月から満月になるまで29.530589)。太陰太陽暦の1年354日は、太陽暦365日とおよそ11日ずれることになります。この一番の問題は年数が経つたびに季節と日にちが合わなくなることです。3年で33日(1ヶ月程度)のずれが生じます。つまり毎年、月がずれることで、例えば暦上12月でも季節は真夏のようなチグハグなこともありえるのです。太陰太陽暦では、閏月という1ヶ月余分な月を入れて季節との整合性を合わせていました。なので閏月がある年は一年13ヶ月となってました。

六十干支(ろくじっかんし)

旧暦は六十干支と呼ばれる60個のパターンで書かれています。旧暦は漢字なので、はじめての人にはパッと見では分かりにくいと思います。下の六十干支表に全ての干支を記載しました。1.甲子からはじまり60.癸亥で終わります。そして一巡すると、また甲子からはじまり、このサイクルを永遠と繰り返します。余談ですが、60歳の還暦という言葉は実はここからきています。まさしく暦がまた還るという意味ですね。また社会で習ったことでお馴染みの戊辰戦争や壬申の乱など、戊辰は5、壬申は9を表し、旧暦で示していることが分かります。ほかにも甲子園も1.甲子から取っていたり、案外、旧暦の名残がまだまだ残っています。

この六十干支の一つ一つは、実は十干と呼ばれるものと十二支(こちらは皆さん馴染みがあると思いますが)の組み合わせで出来ています。十干、十二支を甲+子、乙+丑、丙+辰…癸+亥と順番に組み合わせると10と12の最小公倍数の60となるのです。

十干(じっかん、じゅっかん)

十干とは、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10種類の要素を表しています。四柱推命では十干は天の仮想の星、または天の空間と言われています。十干はそれぞれ木、火、土、金、水のエネルギー(五行)が割り振られ、甲乙は木のグループ、丙丁は火のグループ、戊己は土のグループ、庚辛は金のグループ、壬癸は水のグループになります。さらにそれぞれのグループは陰と陽に分かれているので、例えば木の陽は甲、木の陰は乙となるのです。

十二支(じゅうにし)

十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の12の要素を表しています。干支ではお馴染みです。四柱推命では、この十二支は地の要素を表し、六十干支は天と地の要素が組み合わさって出来ていることが分かります。実は十二支にも十干と同じ5つのエネルギー(五行)が含まれています。木は寅・卯、火は午・巳、土は丑・辰・未・戌、金は申・酉、水は子、亥がそれぞれの五行となります。