占い師になるには
当たり前ですが占い師になるには、占いのイロハを勉強する必要があります。占い師は他の職業と違って完全に独学で勉強できます。最近は一通り占いに関する書籍もありますので、そこで大半の基礎的な部分は勉強できます。ただ、書籍はあくまでノウハウのみで、実際に占ってみての経験値が思った以上に必要です。経験値を知るには、やはり占いの師匠となる人に直接教えてもらうのが手っ取り早いでしょう。こういうことを言われたらどう対応するか、実占を経験している人はそれなりの経験値を持っています。もちろん師匠と全く同じ人ではないので自分なりのアレンジが必要となりますが。そのアレンジの部分で上で書いたように直観やインスピレーションが重要になってきます。自分の直観やインスピレーションが自分のカラーとなります。
東洋式占いと西洋式占い
占いには東洋式と西洋式2種類あり、どの占術を使いたいかで勉強する分野が違います。最近はタロットから入る方が多いので、同じ西洋式の占星術を併用する方がいます。ただ、タロットも易タロットや紫微タロットなど東洋式のタロットだと、四柱推命や易から入ったほうがスムーズに勉強できると思います。また一般に東洋式の占いを勉強するほうが難しい傾向にあります。理論自体の難易度は西洋式も東洋式もそれほど大きく変わらないのですが、東洋式は難しい漢字が多く、書籍もどこか地味で難しい印象を与えるものが多いからかもしれません。ただ、両方とも用語は違っても共通する概念が多くあり、西洋式、東洋式2つを勉強することは占術のより深い見識を高めるができるので、西洋式、東洋式、両方勉強することは自分の知識において損にはなりません。
どの占いから勉強するか
占いには命・卜・相(めいぼくそう)の3種類があり、卜術が一番汎用的で簡単です。ですので、軽い気持ちで占いを勉強してみたい方は卜術のタロットから始めるのがオススメです。タロットデッキを買うと中に簡単なタロットカードの説明書は入っていますが、なかなかそれだけでは分からないので、分かりやすいタロット解説書も一緒に買っておくのがいいと思います。一応、下にオススメの教科書を記載しておきました。
また手相は占いを知らない人には人気です。占ってもらいたいときにとりあえず手を出すように、占いといったら手相という風潮があります。手相はタロットほど手軽に勉強できませんが、手ぶらで身一つでできる占いとして非常に有用です。手相の入門書として西谷泰人氏の書籍が分かりやすかったので下記に紹介しておきます。
占星術や四柱推命などの命術は学問に近い体系なので、勉強するにはある程度まとまった時間と腰を据えて取り組む覚悟が必要にあります。卜術をある程度マスターしてから取り組んでもいいでしょう。命術は卜術では対応できない、例えば3年後の運勢や持って生まれた資質などを導き出すことができます。お客様の中には、そのようなことを知りたい要望も多く、占い師を目指す方は命術も必然的に勉強していくことになると思います。ですので、たいていタロットと西洋占星術のように卜術と命術をセットで勉強するのが効果的です。