手相 東洋式、西洋式の丘の意味

手相の丘の意味

手相は線を見る以外にも、手のひらのふくらみを見ることがあります。

そもそも手には目に見えない宇宙エネルギーと関係していると言われています。この宇宙エネルギーの正体は分かりませんが、気やプラーナの一種ではないかと思っています。指からそのエネルギーが入り、各部位に貯蔵されるとふくらみとして表れるとされています。

この貯蔵される部位を「丘」と呼び、それぞれに意味があります。基本的に、ふくらみやその部位に線が多いほど、その丘が発達していると見られ、ふくらみがなかったり、逆にへこんでいたりすると、その丘に対して悪い意味として捉えます。

興味深いのは、丘にも西洋式と東洋式の見方があり、東洋式は今では廃れてしまいましたが、この二つが似ている部分があるのです。西洋式は西洋占星術の十惑星で丘を見るのに対し、東洋式は八卦で見ます。九星気学に馴染みある人は方角とその意味が似ているので覚えやすいと思います。

西洋式・東洋式、両方の意味を知っておくと丘の多角的な見方ができるのはもちろん、その共通する要素を知ることでその部位が意味するもっと深い意味を理解できるのではと考えています。

西洋式手相の丘の意味

西洋式の丘は西洋占星術でいう十惑星に対応しています。意味も完全に同じではないですが、非常に似ています。また火星のみ三つに意味が分かれています。

手相 丘 木星丘 土星丘 金星丘

丘がふっくらしていたり、線が多いと発達、逆だと未発達。色ツヤも見ます。

木星丘…野心、向上心、独立心、指導 
土星丘…忍耐力、思慮深さ、努力、信仰心、現実
太陽丘…人気、名声、成功、芸術性
水星丘…頭の回転、コミュニケーション能力、金銭
第1火星…闘争心、活動力、意志力
第2火星…正義感、反骨精神、ライバル意識
火星平原…適度にくぼんでいると良い、体力・知性・感情のバランスが良い
金星丘…愛情、家族、親戚、生命力・スタミナ
月丘…創造力、クリエイティブ、ロマン、人気
冥王丘(地丘)…洞察力、探究心、先祖

東洋式手相の丘の意味

東洋式の丘は上でも書いたとおり八卦に対応しています。手首側を北とみなすので、九星気学で置き換えると坎丘(一白水星)、艮丘(八白土星)、震丘(三碧木星)、巽丘(四緑木星)、離丘(九紫火星)、坤丘(二黒土星)、兌丘(七赤金星)、乾丘(六白金星)、明堂(五黄土星)の対応関係があります。

手相 丘 八卦

九星気学の九宮と配置が一緒。手首側が北を表します。

巽(そん)丘…才能、財運、社会的な成功
離(り)丘…仕事上の出世運、地位、名誉
坤(こん)丘…配偶者運、母親、商売、金運
兌(だ)丘…気力、体力の充実度、目下、子供
乾(けん)丘…先祖からの恩恵、社会的人望、父親
坎(かん)丘…住居、性、精力
艮(ごん)丘…家族、住居、先祖からの財産(不動産)
震(しん)丘…家庭・家族に関する悦び事、活動力、生命力
明堂(めいどう)…心の状況、金運、妊娠の有無を見る