手相の三大線 – 生命線・知能線・感情線 –

手相の基本三大線

手相には三大線があります。この三大線は、ほとんど、どの人の手にも表れており、もっとも基本となる線です。手相を覚えるには、まずこの三大線を覚えることから始まります。

手相 生命線 知能線 感情線

生命線

生命線は人差し指と親指の間を起点として、金星丘に沿って楕円状を描いて手首の付け根に向かっていく線です。東洋式手相では地紋と呼ばれています。生命線はその名の通り、その人の体力や生命力を見ます。生命線が極端に薄かったり、大きな切れがある場合、健康状態に問題があることが多いです。また場所が金星丘の近くなので家族や住居を表すこともあります。ほかにも生命線上には自分が頑張っているときに出る向上線や結婚や出会いを表す線も支線として表れたり、いくつもの重要な事柄を見ることができる最も重要な線です。

知能線

知能線は生命線と同じく人差し指と親指の間を起点としていますが、伸びる方向が異なり手のひら中心に向かって伸びていきます。東洋式手相では人紋と呼ばれています。知能線は頭部に関係する事柄を表し、精神的な特徴や頭部のケガ、精神的な病気など頭に関わることが表れやすいです。一般に知能線は、頭の良さや才能と関係すると言われていますが、どちらかというとその人が物事を考えるときの精神的特徴や傾向を表しているような気がします。例えば金勘定など現実的なことが得意だったり、クリエイティブなことが好きな感覚派だったり、物事を深く考えて取り込むのが好きだったり、その精神的特徴が顕著に表れます。精神的傾向が分かるので職業の向き不向きや仕事の運勢の発展具合を見ることも出来ます。

感情線

感情線は小指下を起点として中指、人差し指側に向かって伸びる線です。東洋式手相では天紋と呼びます。感情線はその人の情緒の強さや表現の度合いを見ることができます。感情線が長いと感情的な思いが強く、カーブしていると情緒表現が豊かになります。また感情以外に知能線同様に仕事上の運勢も見ることができます。西洋式ではあまり仕事との結びつきは言われていないのですが、東洋式では感情線付近の部位が乾・離・巽の八卦と対応しているため仕事や目上に関することが表れると言われています。知能線も仕事上の運勢を見れますが、その見方と異なる点は、例えば権力に執着する思いが強い、嫌になるとすぐ仕事を変えるなど、感情線は特に仕事上の情緒に関連しています。もちろん仕事だけでなく恋愛に対しても同じような情緒的傾向が見られるので、パートナーにずっと気持ちが残っていたり、嫌になるとすぐ別れたりする傾向を読み取れます。