九星気学 九星傾斜

九星気学 【九星傾斜とは】

九星傾斜とは

九星気学は本命星と月命星がその人の大部分の特徴を表しますが、実は九星傾斜もその人の特徴を補足します。傾斜の出し方は本命星と月命星が分かれば傾斜を導くことができます。例えば1982年8月28日生まれの人は、本命星を九紫火星、月命星を八白土星ですが、このとき傾斜は乾宮傾斜となります。これは本命星の九紫火星が月命星に回座する箇所が北西、つまり乾の位置に周るのです。傾斜とは簡単にいえば本命星と月命星を相互に足し合わせたときの運勢と言えます。

九星気学 九星傾斜 本命星 月命星

左が1982年の年盤、右が1982年8月の月盤

震宮傾斜

八卦の震は九星では三碧木星と対応します。性格は積極的で活動的、チャレンジ精神あふれる頑張り屋です。若い時は自信過剰なところがありますが、年を取るにつれ社会での自分の身の置き方が分かっていき、その自信が大きな成果に繋がるでしょう。一度夢中になっても長続きしない、熱しやすく冷めやすい傾向もあるので、本当に自分のやりたいこと、やるべきことを見つけて取り組んでいきましょう。地道にコツコツやる力を培っていけば社会に大きく羽ばたけます。

巽宮傾斜

八卦の巽は九星では四緑木星に対応します。人当たりが良く、年上、年下関係なく可愛がられる素質があります。穏やかな性格ですが信念を貫き通す強い精神もあります。指導力も持っているのでグループのまとめ役になったり、世話をしたり人のために良く働きます。人に恵まれているので人との出会いで大きなチャンスを手に入れられるでしょう。

乾宮傾斜

八卦の乾は九星では六白金星に対応します。天を象徴し、不純物がない純粋なサマを表します。天は上を表すので乾宮傾斜の人は人の上に立つ頭領運があり、優れた頭脳と活動力を有します。洗練された思考と広く見渡せる視野で人を引っ張りますが、人よりできる分プライドも高くなりやすく頑固な一面があります。乾宮傾斜の人は60歳前後に大きなチャンスに恵まれるので大器晩成の運勢と言えます。

兌宮傾斜

八卦の兌は九星では七赤金星に対応します。兌宮傾斜の人は社交的で人との付き合いが上手です。美食家の人も多く飲食との縁が強いです。また享楽的な部分も強いので、男性であれば結婚せずいろいろな人と付き合ったりしてずっと独り身だったり、女性であればホステスなどの職業に就いている人も多いでしょう。お金との縁もありますので、ふとしたチャンスでトントン拍子で大きなお金を得る機会もあるでしょう。

坤宮傾斜

八卦の坤は九星では二黒土星に対応します。坤は女性や母を表しますので性格は温和でおしとやかな人が多く保守的で地道にコツコツやることが得意です。補佐的な立場のほうが成功しやすく、地味ですが組織においていなくてはならない重要な人になるでしょう。若い頃は金銭に恵まれませんが、勤勉にまじめに働いた努力が晩年を安定させるでしょう。

艮宮傾斜

八卦の艮は九星では八白土星に対応します。正義感が強く、意志がとても強固で自分の信じることは曲げない信条を持ちます。人との付き合いもあまり得意でないため、人と意見がぶつかり孤立することもありますが、持ち前の粘り強さとタフさで必ず目標を達成することでしょう。一方、人の好き嫌いや気分のムラがあるため人生の浮き沈みも多いので、それを押さえて人と協調することを覚えればより早く運気が開けてくるでしょう。

離宮傾斜

八卦の離は九星では九紫火星に対応します。鋭い直感力と美的センスを持ち、情熱的で先見性があります。火の性質があるため華やかなものを好み、特に名誉を求めます。頭の回転が早く常に新しいものに挑戦しますが飽きっぽいところがあり熱しやすく冷めやすいのも特徴です。ユニークな視点があるので粘り強く努力することで素晴らしい才能が開花し、大きな成果を期待できるでしょう。

坎宮傾斜

八卦の坎は九星では一白水星に対応します。性格は人当たりが良く柔和で交際上手ですが、意外に用心深くデリケートな側面があります。水は智を表し、坎宮の人は冷静沈着で頭が良いでしょう。一方、表面では明るく振る舞っていますが、内面はわりと苦労性でストレスを溜め込みやすい性格でもあります。坎宮の人はけっして派手ではありませんが順応性があり、コツコツと努力して中年期以降にその努力が報われる時期がやってくるでしょう。