武曲星(ぶごくせい) -決断と行動力 忠義に厚い

封神演義での武曲星は武王

今回は武曲星を紹介します。武と名が付くため何か強そうなイメージですが、封神演義上の人物では周の王の武王ですので強そうなイメージそのままの星です。武王は父の文王の後を継いで周の王となった人で、紂王の悪政を止めるため自ら兵を率いて殷を打ち破る将軍のような強さを持っていました。

武曲星の意味と命宮に入った時の特徴

武曲星は北斗6星に属し五行は陰の金です。勇敢・行動力・仕事・指揮・財・努力家・実務能力・短気などの意味があります。

武曲星を命宮に持つ人は、決断力があり勇ましく、物事を途中で放り投げることなく最後までやる意志の強さがあります。事務的な処理をこなす能力は高く、テキパキと仕事を片付けます。頑固な面はありますが、早いうちから頭角を現し、責任ある立場で活躍する人が多いでしょう。一方、武曲星は財という意味もあるため、金銭感覚も優れており、お金の運用など金運も良好です。

武曲星の仕事運(武曲星が官禄宮に入る場合)

官禄宮に武曲星がある場合、決断力と実行力に優れ、仕事もテキパキこなすため、たいてい部門長やリーダーといった責任あるポジションに就くことになります。面倒見も良いため部下から慕われ尊敬されますが、一方で上から干渉されるのを嫌うため上司や目上との関係はいまいちかもしれません。職業は建築や工業、金属工芸、自衛隊、警備など肉体労働に関する職業もしくは銀行などの金融関係が合っています。

武曲星の財運(武曲星が財帛宮に入る場合)

財帛宮に武曲星が入っている場合、商売・投資に才能があります。お金をどう運用して儲けていくか、忍耐力もあるのでうまく流れを掴んで自然と大きなお金を手にいれるでしょう。さらに武曲星に文昌・文曲星、左輔・右弼星、天魁・天鉞星と同宮、加会する人は非常に大きな財運があるため、大きな財産を築く可能性もあるでしょう。

武曲星の社会・移動運(武曲星が遷移宮に入る場合)

遷移宮に武曲星が入る場合、移動運は良好で、移動や移転先で多くの友人やチャンスに恵まれるでしょう。特に武曲星は財運があるため移動先で思いがけない収入がある可能性も。生まれ育った場所を離れて活動するほうが才能や能力を活かせます。