久々の更新になります。紫微斗数の主星紹介シリーズ。紫微星から始まり前回は太陰星を紹介しました。
↓太陰星紹介
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今回は貪狼星の特徴や各宮に入ったときの運勢についてご紹介します。
封神演義での貪狼星は妲己(だっき)
紫微斗数の主星14星は封神演義のキャラクターを元にしているという話しを以前のブログでしました。今回お話する貪狼星は封神演義では妲己になります。封神演義を知らなくても妲己という名前はもしかしたらどこかで聞いたことがあるかもしれません。それだけ知名度のあるキャラクターです。封神演義上では殷の王である紂王をその美貌を使って巧みにあやつり、冷酷で横柄な振る舞いをしていました。自分にとって気に入らない存在は紂王の後ろ盾を使って相手を落とし入れたりとやりたい放題。酒池肉林という言葉が生まれたのも、この妲己によることがきっかけです。最後は戦に負け周の武王に処刑されたと伝えられています。妲己は典型的な悪女としての存在ですが一国の王が逆らえないほどの悪魔的な魅力もあり、妲己は悪女だけでなく魅力的な女性という代名詞でもあります。
貪狼星の意味と命宮に入った時の特徴
貪狼星は北斗一星に属し、五行は陽の木になります。快楽・欲望・恋愛・色事・芸術・芸能・自由・わがままなどの意味があります。
命宮に貪狼星が入ると酒食や歓楽好きで男女間の恋愛も多くなるでしょう。性格は優雅で社交的、物事をオブラートに包まずストレートに表現したり、気分の赴くままに行動する人も多いでしょう。また華やかなものを好み物質的な豊かさを求めます。お金にも貪欲ですのでギャンブルに手を出したりすることもあるかもしれません。貪狼星の人は常に刺激を求めるので人間関係や仕事などもよく変化します。命宮に貪狼星が入る人は単調な人生は歩まないでしょう。
貪狼星の仕事運(貪狼星が官禄宮に入る場合)
貪狼星が官禄宮に入ると芸術や芸能、異性と接する仕事など社交を活かしたものが向いています。デザイナー、モデル、画家、演劇、舞踊、宝飾関係など優雅なものやアートに関わる職業が良いでしょう。また拘束されるのも苦手ですので、できるだけ個人で自由にできる環境でないとなかなか才能を活かしきれません。なお、貪狼星の輝度が廟旺や火星・鈴星と同宮すると突然大きく成功する可能性があります。
貪狼星の財運(貪狼星が財帛宮に入る場合)
貪狼星が財帛宮に入ると、お金の出入りが激しくなる傾向があります。持ち前の社交性で大きく稼ぐ力がありますが、お金が入るとすぐに使ってしまう形になるので、なかなかお金はなかなか貯まらないかもしれません。貪狼星は基本的に異性や投機に縁があるのでそれに関連するものに取り組んでいくと良いでしょう。貪狼星と文曲・文昌が同宮・加会する人は、特に芸術・芸能方面で才能を発揮し、活躍が期待できます。また火星・左輔・右弼、天魁・天鉞が同宮・加会している強力な協力者が表れ、大きな成功を得るチャンスがありそうです。
貪狼星の社会・移動運(貪狼星が遷移宮に入る場合)
貪狼星が遷移宮にあると、外で異性と会ったり酒席が多くなるなど、静かな時間を過ごすより交遊に割く時間が多くなるでしょう。生まれ育った場所を離れ、賑わっている繁華街に出たほうがいろいろチャンスに恵まれます。貪狼星は華やかで魅力的なので社会的に注目されることも。ただし、魅力的な分、貪狼星は異性の揉め事も必然的に多くなりますので注意してください。
自分の貪狼星を命盤で確認する
貪狼星はどんな人にもかならずどこかしらの宮に入っています。自分がどこの宮に入っているか確認するには、下の紫微斗数の無料占いのリンクで自分の命盤を見てご確認ください。