日破、月破、歳破の凶方位

日破、月破、歳破とは

日破、月破、歳破を説明する前に十二支には方位があることを知る必要があります。下の左図が十二支の方位を表します。基本的にこの十二支の方位は九星のように時間経っても変わることはありません。北→子、北東→丑寅、東→卯、東南→辰巳、南→午、南西→未申、西→酉、西北→戌亥と固定です。一般にその年の干支の方位には強いエネルギーが流れます。たとえば2017年は酉年となっていますので西に強いエネルギーが流れます。一方で逆の反対方向の東には弱いエネルギーが流れてしまい、その方向に行くと「何事も破れる」現象が起きると言われています。この方向を歳破と言い、たとえば下の右図 2017年の年盤の東の卯の方向がそれに当たります。

九星気学 十二支方位

九星気学 十二支方位

九星気学 歳破 月破 日破

2017年の年盤

年の十二支の反対方向を歳破と呼び、同様に月と日の十二支方向の逆側の方位を月破、日破と呼びます。ちなみに月の十二支は子の12月を起点として丑が1月、寅が2月…亥が11月と固定になっているので毎月、月破が決まっています。また日の十二支方向は万年暦で調べられます。その日の旧暦干支を見て日破を求められます。

なお、丑、寅、辰、巳、未、申、戌、亥のいずれか歳破・月破・日破となるとき30度ではなく四隅の60度が適用されるので注意してください。

この「何事も破れる」凶作用ですが、特に争いごとに巻き込まれたり、見込み違いが生じて失敗するなどが特徴で、歳破の場合、その凶作用は60年と言われ、月破の場合60ヶ月、日破はその日と言われています。