占い 陰陽五行

占いブログ 東洋占いの基本 陰陽五行

占い, 四柱推命, 紫微斗数

今回は東洋占いの基本 【陰陽五行】について書きたいと思います。四柱推命や紫微斗数などの東洋占いは必ず陰陽五行の概念が出てきます。この陰陽五行の【陰陽】と【五行】はそれぞれ別々の概念です。

陰陽とは

歴史的には陰陽思想が先に成立したと言われ、後に五行説が唱えられ、最終的に斉の陰陽家の鄒衍(すうえん)によって統合されたと言われています。陰陽思想自体の起源は非常に古く(おそらく紀元前何千年前からあったのでは?)、どこから始まったのか正確に分からないほど古いものです。

そもそも陰陽思想とは、宇宙にあるすべてのモノ(人間も含め、存在、状態、ありとしあらゆるもの)の、はじまりから終わりまでの変化を陰と陽という2つの概念を通して説明することです。

人生の流れや季節の移ろい、はたまた星や銀河の誕生まで、陰・陽というたった2つの概念にあらゆるものが含まれているのです。

簡単なように見えて、とても深遠です。この陰陽思想はしばしば下の太極図として表され、この中に真理があると道教では伝えられています。道教は、根源的な真理の道(タオ)を通して人生を悟ると言われています。

占い 陰陽

陰と陽しかないシンプルな概念ですが、

四柱推命や紫微斗数など東洋占いに代表される占いは
この考えを応用して活用しており、

またタロットも正・逆を取るのは、
おそらくこの陰陽思想に影響を受けているのではないかと思います。

易もこの陰陽理論をベースに作られています。易では、最初に陰陽すべてが統合された太極という概念があり、そこから陰と陽に分かれ、さらに陽から陰陽に分かれ、陰からも陰陽分かれ…と8つに分かれたもの(八卦)から成り立ちます。

一方、占いではなく身近な例で見るとパソコンのソフトウェアの世界も0、1の世界、つまり陰・陽で成り立っています。

世の中を見ると、実は陰・陽という相反する2つの事象がかならず存在することに気付くと思います。

月があれば太陽があり、
男がいれば女がおり、
左手があれば右手がある

少し独自の解釈なりますが、さらに意識という領域で考えると

2つの間の視点、

見るモノ(主体)がいれば見られるモノ(客体)がある世界、

つまり、自分の【内】と【外】とが明確に分かれているこの世界では、何か一つのモノを見ると、もう一方にかならず相反するモノがある関係にあるのではないか、と思っています。

いま一つに見えている宇宙も、もしかしたら相反するもう一つの宇宙があるのかもしれませんね。陰陽思想とは、この世を構成するある一つの真理【宇宙の法則】なのではないかと思っています。(なので、占いに使えるんでしょうね)